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日々に耳をすまし、うたうように暮らします。イダトピンガラ(vo)優芽の日々の記録。アイルランドと日本を行ったり来たり☆アイリッシュハープは修行中!


by idatopingala-yuga
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アイルランド回想記 その2「ダブリンでチャリティー♪」

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アイルランド回想記その2は
震災とチャリティーです。



この話はもうライブのMCやラジオなんかでも散々してきたんだけどね、やっぱりちゃんと記録しとこうと思って。


311、地震が起きたときはノルウェーにいました。
「日本が津波でえらいことになってるぞ。おまえの田舎はだいじょうぶか」と、アルバートが朝早くにダブリンから電話してくれて、それでこの震災のことを知りました。
それで泊まっていたホステルのロビーでニュースを見たり、iphoneでtwitterやyoutubeから情報を集め、どうやら原発もやばいらしいということを知りました。
ノルウェーには3日間滞在していて、その間コンビニで、駅で、空港で、たくさんのひとに声をかけられました。「おまえ日本人だろ?新聞で見たんだけどこれはひどいな。家族や友達は大丈夫か?」って。でもこの時はまだ、そんなに深刻にとらえてなかったんです。

それからダブリンに帰って、しばらくはインターネットの前から動けなくなりました。
画面から流れてくる映像の悲惨さに、原発と放射能の恐ろしさにからだがショックを受けて動かなかった。突然「差別」という言葉が頭をよぎった。「日本は孤立してしまうんじゃないか」と。
でもそんなこと言っちゃいけないんじゃないかって、ネット上で発言するときも、ホストファミリーや友達と話すときもすごくナーバスになった。それが原因で同居していた日本人と大げんかになったり、言いたいことも言えないし、あの時はなんていうか本当に、寂しかったんです。


そんなとき。
一番仲の良かった友達にこの震災のためのチャリティーに誘ってもらって、おそるおそる街へ出かけてゆきました。
どうやらダブリン在住の日本人でボランティアのグループを立ち上げたらしいと。
なんでも言いだしっぺはいわき市出身の24歳の女の子で、中心メンバーは20代の若者たちらしいと。




結論。
これに参加して、本当によかった。


恥ずかしながらそれまでいわゆる「募金活動」的なことはやったことがなかったし、逆に駅前とかで見かけてもなんか気後れしてスルーしていたほうだったので、最初はなかなか恥ずかしかったり怖かったり。でもそんなこと言ってる場合じゃないし、なにより仲間がいたから、すごく嬉しかったんだ。その時間はひとりでもんもん考え込まずに済んだしね。たくさん寄付をもらって、たくさん声をかけてもらって、「教会で日本のために祈ってるのよ」ってハグしてもらって。。「不謹慎」がどうのこうのってよく言われてた時期だけど、あれは心からハッピーだった。

時期的に受験の直前だったので、あんまりがっつりたくさん参加できたわけじゃないんだけど、いくつかのチャリティーイベントに参加しました。

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これはアイルランド最大のお祭りの日に集めた応援メッセージ。
子供から大人まで、みんな快く書いてくれました。




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ショッピングモールで。
折り鶴の人気は凄まじいです。

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右のやつ、でかっ!!(笑)





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これは青空PIZZAパブにて。ラッフル(手作り宝くじのようなもの)を売って義援金を集めようという試みのイベント。

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セッションもあって

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わたしも歌ってきました!
赤とんぼやふるさとやなんかをうたったら一躍スーパースターに(笑)





そしてなんとそれが縁で
Ceól for Japan-Irish Musicians for Japan Benefit ConcertにてSean Whelan氏(Puck Fair)、 Brian Duning氏(Nightnoise)等と共演することに!!
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このときの対バンがすごすぎるのでまた改めて紹介します〜\(^o^)/





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半年間通った語学学校でもチャリティーイベントを企画してくれたよ。
いろんな国の生徒が各ブースにて自国の文化を紹介し、投げ銭をもらうというもの。
集まった金額を校長が倍にして寄付してくれました!
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「彼にジャパニーズでLoveって書いてあげたいんだけど」 と、ラブ・・愛ですね。

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ジュリア。

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おにぎり。

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浴衣!似合う!!


日本にいたらまずやらないお習字やおりがみ。
日本文化はクールだキュートだとほんとに大人気で、日本の良さ再発見でした★
そしてこれ守らなくちゃって思ったよ。




ね、楽しそうでしょ♡
日本は決して孤立なんかしてないです。


わたしがいる間だけでも、本当にいろんな場所でこのようなチャリティーがありました。
上に書いたボランティアグループ、Aid Japan (Dublin)の活動で得た義援金はなんと総額¥500万以上になったそうです!!!!Red Crossに振り込もうと銀行に持って行くと「Wow! 今までいろんなチャリティーグループが義援金持ってきたけど、お前らのが一番でかいな!」と言われたんだって^^
すごいなと思ったのは、Facebookでゼロからはじまったこの活動、動きがとにかく迅速だった。言いだしっぺのその勇気、賛同者の想いに脱帽です。
ダブリンにこんなに日本人がいるなんて知らなかったよ。せっかくできた友達ともっともっと仲良くなってから帰ってきたかったなぁ。
まぁ、また逢えるね。
こないだも関西帰国組で飲んだしね♪
ダブリンにも、まだいる。
会える。
会いたいな。




そんなわけで長くなりましたが
アイルランド回想記 その2「ダブリンでチャリティー」でした★



ちゃんちゃん



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by idatopingala-yuga | 2011-07-29 19:43 | アイルランド